鞍手高校第31代校長として2年目となります清澤 亨でございます。
鞍陵会の皆様には、日頃から母校の発展のために、物心両面に渡る暖
かい御支援をいただき、まことにありがとうございます。学校を代表し心より感謝申し上げます。
私自身本校第30回の卒業生でもありますし、いよいよ本年度「創立百周年」を迎えるこの大切な時期に、母校の校長を務めさせて頂くことを、大変光栄に感じますとともに、まずそれ以上に責任の重さに身の引き締まる思いをいたしております。職員・生徒一丸となって、地域の拠点校、伝統校に相応しい百周年事業を実施し、次の鞍高百年に繋がる礎を築いていかなければならないと考えています。
昨年度は、8月の鞍陵祭総会だけでなく、宮若、小竹、福岡、北九州、東京、近畿各支部の総会、福岡県庁・県警の職域支部にもお招きいただき、そこで本校の現状をご報告させて頂くとともに、同窓生の皆様から温かい激励と力強いご支援を頂きました。
全国各地で「たくましき前進者」として頑張っておられる同窓生の皆様からの期待に応えられるような学校づくり、
生徒育成に努めて参ります。
学校の現状としまして、本校は今年からU期目の研究指定を頂いた「SSH(スーパーサイエンスハイスクール)」
及び指定3年目を迎える「SGH(スーパーグローバルハイスクール)」の取り組みにより、全国からの注目を集めて
います。
今年の生徒の進学先も九州大学はもちろん、名古屋大、明治大、同志社大等、全国に広がっています。一方、
吹奏楽部がマーチング部門で福岡県1位となり、宮城の全国大会への出場が決定するなど、全校生徒の約80%
が運動系・文化系部活動に所属し、文武両道に励んでいます。
先程述べましたように、私は高校30回卒業で、在校中に創立60周年を経験しました。それから40年が経過し
時代は大きく変わりましたが、変化のスピードが速い、先行き不透明な現代だからこそ、「たくましき前進者たれ」と
いう校是が、本校の不易の精神として、継承されなければならないと思います。
本年度の創立百周年の諸事業も、決して単なるイベントとして終わらせてはなりません。次の百年を見据えて
定められた百周年スローガン「新しき世紀を創る 鞍高百年」にも、そのような決意が込められています。
鞍手高校が発展することが、この地域、そして日本の発展につながるものと信じています。母校百周年、そして
次の百年に向け、鞍陵会の皆様方の更なるご支援・ご協力をお願いし、挨拶といたします。
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