本年3月に定年退職された山下 進前校長の後任として、鞍手高校
第31代校長に着任いたしました清澤 亨でございます。
鞍陵会の皆様には、日頃から母校の発展のために物心両面に渡る
暖かい御支援をいただき、まことにありがとうございます。学校を代表
し心より感謝申し上げます。
私自身本校第30回の卒業生でもありますし、来年度平成29年には
「創立百周年」を迎えるこの大切な時期に、母校の校長を務めさせて頂
くことを、大変光栄に感じますとともに、まずそれ以上に責任の重さに身
の引き締まる思いをいたしております。
幸い本校職員のなかにも、また同窓会役員の方のなかにも高校時代
をともに過ごした仲間がいて、さらに現PTA会長も同期生ということもあ
り、大変心強く、あらためて同窓生のありがたさを感じています。
教員としての母校勤務は、これまで平成21年度教頭としての1年間
のみでしたが、4月の始業式、入学式で生徒とともに声高らかに校歌を歌ったとたんに、母校への熱い思いが心の
内からこみ上げてきました。やはり校歌は学校の魂です。誇りをもって、腹の底から校歌を歌うことの出来る生徒を、
これからもしっかりと育てたいと思います。
母校の状況につきましては、これまでの理数科、人間文科コース等を中心に取り組んで来た研究活動を基礎として、
文部科学省から平成24年度より「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」に、あわせて平成27年度からは「スー
パーグローバルハイスクール(SGH)」に指定されました。筑豊地区のみならず福岡県の未来をリードしていく学校と
して、全国からも注目されています。次代を担う本校の卒業生たちは、校訓「質実剛健・自学自習」、校是「たくましき
前進者たれ」のもとで、未来の国内外の社会において必ずや身に付けた力を発揮して活躍し、世界の発展に貢献で
きる人材として羽ばたいていくものと信じています。
また、SSHやSGHの事業を推進するために、そして創立百周年事業に関する依頼等のために地域の行政機関や
中学校等を廻りますと、多くの卒業生の方が、それぞれの重要な役職を担っておられます。また全国の有名大学等
に協力を依頼する際も、必ず本校の卒業生の方が窓口になって頂けるとお聞きしています。
鞍陵会の先輩の皆様方には、今後とも後輩の在校生たちを見守り、ぜひ叱咤激励をしていただきたいと存じます。
鞍手高校が発展することが、この地域の発展につながるものと信じています。母校百周年に向け、鞍陵会の皆様
方の更なるご支援・ご協力をお願いし、挨拶といたします。
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