鞍手高校第30代校長に着任致しました山下 進 でございます。本県の教員として36年間勤めてまいりましたが、平成29年「創立百周年」を迎える地域の拠点校鞍手高校に勤務できることを、大変光栄に思います。創立百周年を盛大に迎えるためにも、全力で鞍手高校の発展に尽くしてまいりたいと考えております。
着任挨拶を兼ねまして、地域の行政機関や中学校等を廻りますと、多くの同窓生の方が、それぞれ重要な役職を担っておられ、直方鞍手地区が本校の同窓生で固められていることに、心から敬意を表しますとともに、母校を思う先輩方の情熱に接し、身の引き締まる思いが致しました。
本校職員、保護者会役員、保護者の方々の中にも多くの同窓生の方々がおられ、本校の発展にご尽力、ご支援・ご協力をいただいております。本当に人材の層の厚さを感じます。校訓「質実剛健・自学自習」、校是「たくましき前進者たれ」は、多くの先輩方が受け継いでこられましたが、その精神は儀式における高揚感や希望に燃えて校歌を熱唱する生徒の姿を見るにつけ、在校生にもしっかりと息づいていると感じます。
様々な課題の解決を地球規模で考え行動しなくてはならない今日、学校教育で育成する人材は、単なる知識の集積者ではなく、自ら思考し、判断し、決断できる人物であることが求められます。本校は、理数科、人間文科コース等の課題研究等に象徴されるように、課題を設定したり、その解決方法を研究し、発信したりする力の向上に取り組んでおります。次代を担う本校の卒業生たちは、未来を誓う国内外の社会において身に付けた力を発揮し、世界の発展に貢献する人材として羽ばたいていくものと信じています。
鞍陵会の先輩の皆様方には、今後とも後輩の在校生たちを見守り、叱咤激励をしていただきたいと存じます。鞍手高校が発展すれば、この地域も併せて発展すると信じています。
皆様方の更なるご支援・ご協力をお願いし、挨拶といたします。
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