2012年(平成24年)新年を迎えるにあたり、一言ご挨拶申し上げます。
鞍手高校生徒、職員一同、平成24年を無事に迎えることが出来たことを心から感謝申し上げます。
“めでたさも 中くらいなり おらが春” (一茶)
新年を迎え、東北地方の被災地の皆さんの心境を慮ったとき、思わずこの句が浮かびました。
母校の近況を簡単に報告して、新年の挨拶といたします。
3年生は元旦からセンター試験の模擬試験に挑戦、年末年始もなく本館1階のコモンホールを「自学自習」の場として早朝から夜遅くまでセンター試験本番に向けた準備に余念がありません。
2年生は長野県で実施されるスキー修学旅行に、14日から4泊5日の日程で出発します。例年、修学旅行の最終日は都内で東京鞍陵会の皆さんと懇親会を持つことを恒例としていましたが、原発事故のため中止させていただく事となりました。東京鞍陵会の諸先輩方申し訳ありません。その分、スキーの日程を一日延長し、存分に白銀の世界を満喫してもらいます。
生徒諸君は学習や行事のみならず部活動においても成果を上げています。
放送部は年末に実施された九州大会テレビ部門とラジオ部門に出場、テレビ部門は奨励賞でしたが、ラジオ部門は見事、九州大会2位の成果を収めました。
同様に、吹奏楽部がアンサンブル・コンテスト打楽器三重奏県大会において九州大会出場の栄誉を獲得しています。
最後に、施設設備の件について報告します。
本館南側の旧体育館(第2体育館)(s34竣工)ならびに旧武道場(シドニー館)(s49竣工)については、これまでも老朽化と耐震性不足のため使用禁止措置を講ずるよう求められていました。学校、PTA及び同窓会三位一体となって、本校教育が円滑に運営されるよう施設の改善等を要望しましたが、県財政逼迫のおり改築も困難との回答であります。
従いまして、平成29年の鞍手高校創立百周年の節目を見据え、両施設の閉鎖と合わせて旧体育館と旧武道場に至る一帯を解体し更地化することを教育委員会に要請しました。
しばらくの間は、生徒諸君に不自由を強いる事になりますが、出来得る限り本校教育に支障のないように対応していく所存です。
本年も母校鞍手高校に対する皆様方のご支援とご協力をお願い申し上げます。
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