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“公益財団法人鞍高鞍陵会奨学財団 趣意書” |
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我が母校鞍手高等学校は、大正7年福岡県立鞍手中学校として
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開校以来、「質実 剛健・自学自習」の教訓のもと、「たくましき前進
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者たれ」を校是として、爾来幾星霜を 積み重ね平成29年(2017年)
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に記念すべき創立百周年を迎えました。
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創立以来本校は地域に根ざし、地域から支えられながら新しき時代
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に生きて、新しき世紀を創る気概に満ちた有為な人材を輩出し続け、
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卒業生は2万7千人を超え、国内外を問わず社会の各分野で活躍し
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本校の名誉と信望を築いてきました。
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在校生の修学面では、創立80周年を記念し、就学困難な生徒の学業向上と修学奨励の
目的のため、「鞍陵修学奨励金」という奨学金制度(鞍陵賛助会)が設けられて運用されて
きました。
しかしながら、趣旨に賛同の同窓生のご協力をいただいてきましたが、効果的、継続的に
企画していくには、何分にも毎年の鞍陵会の予算では、十分なことが出来かねる状況でした。
このため、鞍陵会役員、教職員は継続的な組織を設立すると共に資金的にも充実し、給付
内容が向上することが願望でした。
平成29年度、本校創立百周年を迎えるのを契機に、鞍陵会としても在学中の後輩諸君に
対しまして物心両面にわたり、積極的に支援するため、財団法人を設立し、資金確保はもと
より継続性を念頭に、より透明性、公平性、信頼性を確保する組織として運用を行い、勉学
奨励及び就学困難な生徒に少なからず援助出来る体制を整えるため、記念事業の一環と
して一般財団法人鞍高鞍陵会奨学財団を、設立しました。
そして、百周年後の次の時代、百五十周年、二百周年に向けて母校が存立、発展し、
生徒が生き生きと安心して勉学できる環境づくりが何よりも大切であると考えます。
今日まで、一般財団法人鞍高鞍陵会奨学財団として定款に示す目的及び事業に取り組み、
奨学育英事業を行って参りましたが、平成31年度、福岡県知事から公益財団法人の認定を
受けました。
今後、資金面の安定化を図り、さらに支援活動の拡充を行っていく所存です。
つきましては、この趣旨に、ご理解とご賛同を賜り、同窓生や地域の皆様からの温かな、
ご厚情により福岡県立鞍手高等高校の後輩諸君が未来に向けてチャレンジし、これからの
日本や世界に羽ばたく人材の育成にご支援をいただきますよう心からお願い申し上げます。
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令和2年4月1日 |
公益財団法人 鞍高鞍陵会奨学財団 |
理事長 永 冨 政 英 |
(鞍陵会 会長、高23回) |
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